2009年01月19日(月) 9:20 PM
[Action on Smoking and Health]記事より
上に掲載したのは禁煙運動の中では結構有名な画像です。
40歳の姉妹で、20歳ころに別れて離れ離れになり、片方はタバコを20年間吸い続けたそうです。
20年ぶりに再会したら、あらら……(゜Д゜;)!
右:吸わない方はまずまずの美人さんですね。
左:吸ってた片方は…………、60代後半? お母さんですか? 味噌っ歯ですし、間違いなく長生きできなそうです。。。
遺伝子的にほとんど同じ二人でも、タバコを吸っていただけで、これだけ老け込むんですね。
まあ、好きで吸ってるんですから、勝手にしろって感じですが。。。
2009年01月10日(土) 10:02 AM
タバコは女性の大敵です。
前に述べたように、女性がタバコによる悪影響が大きいだけではありません。
女性の場合、お母さんとして、赤ちゃんへの影響も男性よりはるかに大きいのです。
最近では20代、30代の若い世代、すなわち妊娠・出産世代での女性喫煙率が増加していることは、きわめて忌忌しき状況です。
妊娠の問題
タバコを吸う妊婦から生まれた赤ちゃんは、吸わない妊婦の赤ちゃんに比べ、体重が平均200g少なく、低出生体重児が産まれる頻度は約2倍高い傾向があります。妊娠中の喫煙は低出生体重児以外にも早産や妊娠合併症などいろいろな異常を起こしやすくなります。
低体重や出産異常を起こす主な理由の一つはまずニコチンです。広く知られているように、ニコチンは体中の血管を収縮させ、血流を悪くします。そのため、高血圧や動脈硬化を引き起こすわけですが、子宮や胎盤の血管ももちろん収縮させます。胎児は胎盤の血流から酸素や栄養を受け取っているわけですから、ニコチンによる血流低下は胎児への栄養供給の不足をもたらし、発達が遅くなるのです。
また、タバコには一酸化炭素も多く含まれます。一酸化炭素は、血中のヘモグロビンと強く結びつき、大事な酸素が結合するのを妨げます。タバコを吸うと、血液の酸素運搬能力が約10%低下することがわかっています。
タバコを吸う妊婦は、ニコチンによる胎盤血流低下と、一酸化炭素による血液全体の酸素低下によって、胎児への酸素供給がダブルで低下します。
胎児の体重が少ないだけではなく、神経系の発達などへの影響も懸念され、知能が低い子供になる恐れもあります。
赤ちゃんが元気で賢い子供に育つことは、生まれた子供本人だけではなく、親の人生も大きく左右します。
タバコは赤ちゃんに身体的や精神的な障害を負わせる危険が高いのです。妊娠中の喫煙によって、子供と母親が生涯に渡る重荷を背負っていく危険を高めます。タバコを吸う妊婦さん、そのことの重大性を理解していますか?
母乳への影響
授乳中の母親が吸ったタバコの中にニコチンは、母乳に分泌されることがわかっています。しかも、なんと、母乳中のニコチン濃度は、母親の血中ニコチン濃度よりも濃縮されてしまうのです。乳児にして喫煙者と同じになってしまうのです!
喫煙する母親から授乳された新生児、乳児は、不機嫌・不眠・下痢・嘔吐・頻脈など、ニコチン中毒症状がみられます。このまま続けていたら、精神や健康に重大な疾患をもたらすと心配されます。
受動喫煙の問題
小さい子供のときに、親がタバコを吸っていれば、自然に副流煙による受動喫煙をしてしまいます。
受動喫煙の影響は、子供が小さいほど深刻に現れます。その理由は、体が小さく抵抗力が少ないことはもちろんですが、子供は親のやることは悪いとは思わず、むしろ真似します。母親の世話を受けなければならない立場の小さな乳幼児では煙が煙くても母親を拒否することはできず、どうしても吸ってしまいます。母親は、子供の前では吸ってないつもりでも、部屋の中であれば必ず副流煙が立ち込めています。喫煙者は自分が吐きだした煙のにおいにはまったく気づいていない者が多いので、拒絶することができない赤ちゃんに対しても次第に無頓着になり勝ち。医学学会でも受動喫煙と小児に健康被害の問題は科学的に確証が得られています。
受動喫煙が引き起こす、あるいは悪影響を及ぼす健康障害として、解っているものだけ挙げても次のような疾患があります。
- 乳幼児突然死症候群
- 気管支喘息
- 学童期の咳・痰・息切れ
- 肺結核
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 虫歯
- 小児のガン ─ 特に白血病や脳腫瘍
- 繰り返し、治りにくい浸出性中耳炎
- アトピー性皮膚炎
- 知能低下
- 髄膜炎
- ……など
タバコによって、子供を苦しめ、母親も子供の障害によって長く悩み続けることになります。
完全禁煙は母親の義務。女性は結婚したら、妊娠する前に必ず禁煙しましょう。
2009年01月04日(日) 1:43 PM
タバコは男女の別なく吸うべきではありません。
まして、女性は特に、絶対に吸うべきではありません。
その理由の一つは、女性は男性に比べてタバコの害が強く現れるからです。そのことについて、詳しくみていきましょう。
女性のガンによる死亡率の推移を調べてみましょう。1970年頃は、胃ガンがトップ、続いて死亡率が高い順に子宮ガン、肝ガン、肺ガン、乳ガン、……となっていましたが、その後は大腸ガンと肺ガンがどんどん増えて、2000年には、胃ガンについで、大腸ガンが第2位、肺ガンが第3位、続いて肝ガン……となっています。
ちなみに、男性ではすでに肺ガンによる死亡率が胃ガンを抜いて、現在はガン死亡数の第1位になっています。肺ガンの原因として男女ともにタバコは大きな原因の一つであることがわかっています。肺ガンは、タバコを吸わない人にも起きます。肺ガンにはいくつかの細胞の種類がありますが、中でも「扁平上皮癌」と「小細胞癌」という種類はタバコとの関連が非常に強い肺ガンです。つまりこの2種類の肺ガンはタバコを吸うと非常にかかりやすくなるのです。
しかも、ここからが大事なところですが、女性のほうが男性に比べて、タバコによる肺ガンになりやすいのです。
1992年にアメリカで行われた大規模な疫学調査の結果、タバコを吸う人は、吸わない人に比べて、男性が9倍、女性が13倍も肺ガンにかかりやすいことが解りました。肺ガンの中でも小細胞ガンだけを調べると、男性喫煙者が11倍なのにに対して、女性はなんと38倍も肺ガンの危険度が高かったのです。
また、最近アメリカから報告された研究結果によると、女性喫煙者は、腹部大動脈瘤の発生危険度がタバコを吸わない人に比べて8.7倍高いということです。腹部大動脈瘤というのは、お腹の辺りの太い動脈がコブのようにふくらみ、次第に大きくなり、壁が薄くなってしまい、破裂して死亡する可能性のある危険な疾患です。男性に多いのですが、女性で発生すると小さな動脈瘤でも破裂しやすいという問題があります。
なぜ女性が肺ガンにかかりやすいのでしょう。完全には解明されていませんが、女性は男性よりも発ガン物質を始めとする化学物質への反応が強いことや、細胞のガン化につながる遺伝子変異を起こしやすいことなどがその原因として推定されています。
喫煙開始年齢が若いほど、肺ガンになる危険度も高くなることがわかっていますが、これは遺伝子変異が長く蓄積されているためと考えられます。
そのほか、タバコは他の全てのガンを助長する作用がありますから、女性のほうが男性よりもタバコによるガンの危険度は高まります。日本の女性喫煙率は平成18年の調査では10.0%。男性の約40%に比べて低いのですが、近年若い女性の喫煙率が高くなってきているのが非常に問題です。20歳代女性の喫煙率は昭和40年には6.6%、女性でタバコを吸うのはとても珍しかったのですが、その後徐々に増加しつづけ、平成18年には17.9%と、女性の5人に1人は喫煙者となってしまっています。
女性の権利が拡大するのは良いことですが、何も悪い習慣まで男の真似をする必要はないでしょう。
次回はまた別の観点から女性がタバコを吸ってはいけない理由を述べます。