戦慄の致死率81%! 鳥インフルエンザの恐怖

カテゴリ:

こんにちは。院長の平です。

今年はインフルエンザ対策に社会的関心が高いせいか、当院でも10月末までに約500人の方が予約され、その多くは既にワクチン接種を済まされました。

先日、10月30日の当院メールマガジンでもお伝えいたしましたが、最近ではタミフルに耐性を持つウィルスも西日本から広がりつつあります。インフルエンザにかかってからの治療では、かなり厳しいと予想されるため、感染しないための予防対策が益々重要になってきています。予防対策に大切なのは、何度もしつこいようですが、手洗い・うがい・保温・保湿・マスク・体力保持・栄養補給・休養・睡眠、それにワクチン接種ですね!!

ところが、ワクチン接種でも安心できない事態が危惧されています。

それは、いわゆる「新型インフルエンザ」の世界流行、すなわち「パンデミック」(Pandemic)の可能性です。

インフルエンザウィルスは次々と変異を繰り返すので、厳密な意味では毎年少しずつ「新型」となっているのですが、今、世界的パニックとなる恐れがある本当の意味での「新型」インフルエンザとは、
ヒトからヒトへの強い感染力を持った、「鳥インフルエンザ」の変異ウィルス
を指しています。

東南アジアでは、ニワトリなどからヒトへの感染は発生しており、中でもインドネシアでは多数のトリ・インフルエンザ(Avian Influenza)の発症が報告され、インドネシアの保健省から詳しく報告されました。

その研究報告によると、トリ・インフルエンザに感染した患者のなんと81%が死亡したといいます。驚くべき致死率です!

トリからヒトに感染するトリ・インフルエンザは「H5N1亜型ウィルス」とされます。

2005年から2008年の間、インドネシアでH5N1亜型ウィルス感染と診断された127例のうち、死亡したのは103例にも達しました。これは81%もの高い確率で死亡したことになります。

患者ごとの経過を調べると、発症から2日未満の早期にタミフルの内服を開始した人の方が、それより治療が遅れた人よりも生存率が高かったことがわかりました。

タミフルはトリインフルエンザに対して有効ではありますが、確実に救命できるとは言えません。

死亡率を下げ、治りやすくなる効果は発揮しますが、トリ・インフルエンザはかかってしまうと、死の可能性が高い恐ろしい感染症です。発症から2~4日でタミフル治療を開始された人でも、64%が亡くなりました。

H5N1亜型ウィルス(トリ・インフルエンザ)は、今のところはヒトからヒトへの感染力はほとんどないと考えられています。しかし、インフルエンザウィルスは元々非常に高い頻度で突然変異(ウィルス遺伝子の組み換え)が起こるので、トリからヒトへの感染数が増えれば、その中にヒトからヒトへの感染力を獲得したウィルス(すなわち、「新型インフルエンザ」)が発生する可能性は高いと予測されています。

続く

<< 小豆沢整形外科 裏話 C...|ブログのホーム|新型インフルエンザ流行阻... >>

loading ...