前々回からのCT装置に関するこぼれ話をお届けします。
診療には関係ありませんが、今日の話を読むと小豆沢整形外科の「通」になれるかもしれません。
今では毎日患者様の診断に活躍しているこのCT装置。実際に見た方はお分かりですが、5階奥の部屋の大部分を占める大掛かりな機械です。どうやってビルの5階まで運んだと思いますか?
当然、部品に分けて運び入れて部屋の中で組み立てるのですが、土台となる金属や、中で回転するリング状のレントゲン発生器などの主要部品は一つで数百kgにもなる巨大な金属骨格でできているため、エレベータや階段では運び上げられません。
医院開院前の内装工事が最終段階に近づいた2005年6月後半のある日の深夜、小豆沢通り、医院前道路の片側1斜線を封鎖する格好で大型の工事用クレーン車が止まりました。医療器械運搬用の大型トラックが運んできたCTの重量部品を、クレーンで吊るし上げ、CT室の窓を通して慎重に運び入れられました。窓は大型部品が通るにはやっとの大きさ。搬入作業は危険を伴う難工事でした。20人近くの専門作業員の方が、深夜から明け方近くまでかけて、大変な作業を無事完遂していただきました。
その後、翌日から比較的細かい部品はエレベータや階段を通して何十回にも分けて運び上げられ、実に数百点の部品が約1週間かけて組み立てられ、6月末に完成しました。作業員の方の工程を時々見に行きましたが、専門家とはいえ、その手際の良さには感心しました。
その後に窓は塞がれて壁に作り直され、放射線遮蔽の鉛の板も張られました。
ちなみに、当院が入っているビルは、非常に頑丈でしっかりとした作り。耐震性も非常に高くなっています。ビルを建てたオーナー様は医療ビルに関して造詣が深く、重量物の設置や配線工事がしやすい設計をしていただいていました。5階という高所でも十分な強度のあるビルであったこともCTを設置できた大きな理由のひとつです。
多くの人々のご尽力で無事CTは当院に入り、大きな故障もなく毎日診断に力を発揮し大活躍しています。
もし、当院でCT検査を受けられることがありましたら、設置工事の様子を想像してみられてはいかがでしょうか?
当院のCTに関する話題はこれで一旦終わりです。
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