交通事故治療で通院する整形外科の正しい選び方 全10回
- 2018.01.03
交通事故の治療で失敗しない整形外科の選び方チェックポイント10点
整形外科でしばしば冷たく扱われる理由を今までの記事でお伝えしました。
どうして? という体験をされた方、これでその理由は大体お解りいただけたと思います。
でも冷たくされる理由が解っただけでは治療の解決にはなりません。
「じゃあ、事故に遭ったら一体どういう整形外科にいけばちゃんと診てくれて治してくれるんだ!?」
と思いますよね?
その通り、重要なのはそこの点です。
■あることはある。だが少ない
交通事故の治療でよく快く受け入れ、しっかりした治療に取り組んでくれる整形外科医は多くはないのですが、実際確かに存在はします。
試しに通院してみて確かめるのが一番ですが、何度か通ってみてから
「ここは違ったかな?」 と気付いてからそこをやめて別な所に転院するのはちょっと手間です。
なるべく最初から自分にピッタリで治療効果の上がる整形外科に通えた方が良いですから、今日はこれから
《交通事故治療を受ける際に失敗確率を減らす整形外科の探し方》
をお伝えします。
ただし、内臓損傷、脳損傷、意識障害、大きな骨折、出血多い裂傷など、生命に関わる重症や急性期から入院手術を要するような大ケガを除きます。辛くて同じ仕事の継続が困難でこのまま放置はできないが、何とか家から通院できる、というレベルのケガの方を対象としては話を進めます。

具体例としては、
◆首から肩に違和感・灼熱感・コワバリ・痛み・手のシビレなどが出てきた
◆事故直後から耳鳴り 頭痛 めまい 気分深いなどが続いている。
◆バイクで転んで手を突いてから手首や肩などの痛みがある。
◆ドンッ と追突された後から腰が痛くて真っすぐ伸ばせない。
■結局どういう所に行けばよい?
事故後にこんな症状が出た方、どういう整形外科を選べばよいのか?
私が考える《整形外科選びのチェックポイント》は次の10点です。

1. 整形外科を主に標榜する開業医か中小規模病院であること。
(最初から接骨院単独で通うのはダメ)
2. 交通事故治療の情報をサイトに掲げていること
3. 受付の電話対応が良いこと
4. 開設後、10年以上経っていること
5. 交通事故の治療実績が十分あること
6. 医師は自分の顔を見てちゃんと話しを聞いてくれること
7. 必要な検査を全て省かずにやってくれること
8. 病態・治療法・見通しなどについて説明があること
9. 保険制度に詳しく、損保との関係が良好であること
10. 通院治療を受けて、改善が実感できること
次回以降の記事の中で、各項目について詳しく説明いたします。