院長 平竜三のブログ診察室では伝え切れない、詳しい医療情報を語ります

歩行中の交通事故対策

  • 2009.04.01

車を信用しないこと。そして、万が一のための備えを。

 具体的には、道を歩くときには常に周囲の車などの動きによく気をつけ、危険なときにはとっさに身を交せるように身構えて歩くこと。友人と話に夢中になって道に広がって歩くのは絶対にやめましょう。夜間は黒っぽい服を着て歩くのを避け、反射するものやライトを持ち、できるだけ道の端を歩くこと。自転車走行時にも必ず前と後ろにライトをつけて目立つようにする。

 
 歩行中の事故例をみると、歩行者の飛び出しなどの交通ルール違反は少なく、普通に正しく横断歩道を青で渡っていたときや、道の端の歩道を歩いていたときに、急に出てきた車に当てられた人などが目立ちます。よく警察や学校の先生が言うように、「交通ルールを守ろう」だけでは身を守れないのです。

 
「歩行者優先なのだから車は止まってくれるはずだ」
「車は自分に気付いているはずだ」
という安易な思い込みは危険です。

 
 ぶつけられて怪我をするのは歩行者です。

 
 事故被害に遭い、法律的に正当性を主張して補償を得るのも大変です。相手の保険は、大抵は失った損害を十分に取り戻すことはできません。事故被害に遭って得することは何もありません。

 
 出かけるときには道路は常に「危険地帯」の認識でいなければなりません。

 自動車ドライバーを信用してはいけないのです。

 
 もちろん自動車を運転する人で好きで事故を起こす人はいないでしょうし、交通ルール無視をする無謀ドライバーは一昔前に比べると随分減っているはずです。

 
 しかし、自動車を運転していると、歩行者や自転車は車に比べて小さく目立たないので、時々目に入らないことが確かにあるのです。私も車の運転は20年の経験がありますが、一度、強い雨の夜、運転中に目の前で急に歩行者が横切り、ヒヤッとしたことがあります。危うく人をはねるところでした。

 
 歩行中のあなたは、自動車のドライバーから必ずしも見えているとは限らないことを念頭に置き、危険を避けて歩きましょう。

 
 それから、今回特にお伝えしたい非常に大事なことがあります。

 それは、万が一事故被害に遭っても、その後の治療費や働けない分の経済的保障、その他、弁護士費用の補償などを十分に補ってくれるしっかりとした損害保険(損保)に加入しておくことをお勧めします。

 保険料の負担は多少ありますが、人生台無しにされるリスクを避けるためには必要です。

 
……続く

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