喘息外来(自由診療)
「薬で抑える」から「過剰反応しにくい体質づくり」へ
「この苦しさがいつまで続くのだろう」
「吸入や内服を続けても良くならない」
「今の治療を続けて、いつか治る日が来るのだろうか・・・」
そんなお悩みのある方へ。
当院は、喘息を「呼吸器だけの問題」ではなく、全身の免疫・自律神経・代謝・腸内環境などのバランスの乱れが気道に現れた状態としてとらえ、標準治療を尊重しつつ、体質面に配慮した自由診療を組み合わせます。
※効果には個人差があり、結果を保証するものではありません。
1.喘息とは?一般的なメカニズム
喘息は、気道(空気の通り道)の慢性炎症により、刺激で気管支が狭くなり、咳・息切れ・胸のしめつけが続く病態です。アレルゲン(ダニ・花粉・ハウスダスト等)や感染、気象・環境因子、生活リズムの乱れ等が重なって過敏な反応が起きやすくなります。炎症が長引くほど気道の壁が厚くなり、症状が繰り返し起こりやすくなります。
2.症状と原因
よくあるサイン
- 夜間・明け方の咳やゼーゼー
- 季節の変わり目や感冒後に長引く咳・息苦しさ
- 冷え・乾燥・ストレスで悪化
- 吸入で軽快しても再発を繰り返す
背景要因
アレルゲン以外にも、睡眠不足・腸内環境の乱れ・栄養バランス・自律神経の偏りなどが関与して、免疫が過剰に反応しやすい状態が生じます。当院は「アレルゲン回避」だけでなく、なぜ無害な刺激にも反応しやすいのかという根本に目を向けます。
3.一般的な治療(標準治療)
吸入ステロイド(ICS)やICS/LABA配合薬、LAMA、LTRA、テオフィリン、必要に応じて経口ステロイドや生物学的製剤などが用いられます。発作抑制に有効ですが、症状コントロールを中心に進められることが多い治療です。
当院はこれらの標準治療を尊重し、減薬は主治医と連携しながら段階的に検討します。
4.従来治療で生じやすい課題
炎症を「抑え込む」ことに重点が置かれると、薬剤調整の反復になりがちです。短期的な軽快は得られても、免疫・自律神経・生活リズム等の背景因子が整っていないと再燃しやすいことがあります。 当院は、背景因子の整備(体質面への配慮)を自由診療の範囲で併用し、再発しにくい状態(寛解)を目指すことを大切にしています。
5.当院の治療コンセプト(自由診療)
- なぜ炎症が続くのか(酸化ストレス・腸内環境・睡眠・冷え)
- なぜ免疫が過剰に反応するのか(自律神経・栄養・環境)
- どうすれば再燃しにくいか(生活・運動・温熱・栄養)
この3点を軸に、標準治療を尊重しつつ、体質面に配慮した介入を組み合わせます。
※効果には個人差があります。
6.治療方針と内容(自由診療の例)
1)免疫の再調整(食事・腸活・栄養)
- 食事指導:過剰な糖質・加工脂質・アルコール等を控え、オメガ3・色の濃い野菜・発酵食品を推奨(個人差あり)
- 腸活:発酵食品・食物繊維、必要に応じてサプリメント
- 抗酸化・ミネラル補助:血液所見等を参考に個別化(自由診療)
2)自律神経の整流
- 生活リズム・睡眠・体温(入浴・保温)・軽運動の指導
- 必要に応じてCBDオイルの活用(※任意療法・注記あり)
3)気道表面への配慮
- 標準治療は継続した上で、必要に応じてコロイドミネラル吸入液等の任意療法を提案(※注記あり)
4)薬剤の最適化
- 症状と客観指標を追って段階的に見直し。減薬は元の主治医と連携して慎重に進めます。
5)運動・温熱・姿勢
- 横隔膜呼吸・胸郭可動域エクササイズ・軽い有酸素運動/入浴・部分温罨法で血流と副交感神経を促進
※本ページの自由診療は公的保険適用外です。すべての方に有効とは限らず、効果には個人差があります。
7.生活の注意点(自己管理の基本)
- 睡眠を整える/就寝前の強い光・スマホは控えめに
- 入浴・加湿・保温で冷えと乾燥を回避
- 鼻呼吸・ゆっくりとした呼吸(口すぼめ呼吸)
- 腸内環境に配慮した食事(発酵食品+食物繊維)
- 遅発性アレルギーを誘発する食品の回避
- 花粉期・黄砂・感染流行期は手洗い・うがい・マスクを適切に
- 香料や刺激物(強い芳香剤・溶剤・煙等)は症状が不安定な時期は可能な範囲で控える
- 無理のない軽運動(冷たい外気下の激しい運動は悪化要因になり得ます)
※個人の体質、体格、体力、性格、生活環境などを踏まえて、可能な範囲で助言します。
8.ご受診の流れ
1.予約
(お電話:03-5916-4970)/過去の検査結果があればご持参ください。
2.問診・評価
胸部レントゲン、一般血液検査に加え、必要に応じて酸化ストレス・抗酸化能、脂肪酸プロファイル、自律神経評価など補助的検査(自由診療)を実施。
3.説明と計画
症状・生活背景・検査を踏まえ、標準治療+体質面の自由診療を組み合わせた計画をご提案。
4.開始
食事・生活・環境調整、機能性食品、点滴等の個別プログラム。
5.見直し
症状や指標の推移を確認し、主治医と連携しながら段階的に薬剤を見直すことを検討します。
※補助的検査は診断を一義的に確定するものではなく、治療方針の参考情報として用います。
9.料金(自由診療・税込)
| 項目 | 内容/容量 | 料金(税込) | 備考 |
| 初診料(喘息自由診療) | 3,300円 | ||
|---|---|---|---|
| 自律神経評価 | 5,500円 | ||
| インドールテスト(尿) | 12,100円 | ||
| 抗酸化力検査(採血) | 16,500円 | ||
| 細胞酸化度(採血) | 16,500円 | ||
| 脂肪酸プロファイル | 24,200円 | ||
| CBDオイル | 10mL | 12,100円 | 任意療法/注記あり |
| アルカリッシュ | アルカリ化サプリ | 4,950円 | |
| コアケア | オイル系サプリ | 9,400円 | |
| ミネラル吸入液 「ラクエア」 |
5cc×7本 | 5,500円 | 任意療法/注記あり |
| グルタチオン点滴 | 1,000mg | 9,900円 | 任意療法/注記あり |
| マイヤーズカクテルPLUS | 12,100円 | 任意療法/注記あり | |
| MINELEX (還元ミネラル)点滴 |
27,500円 | 任意療法/注記あり | |
| 歯髄由来幹細胞 上清液点滴 |
3単位 | 42,900円 | 任意療法/注記あり |
| 不死化幹細胞 上清液点滴 |
3単位 | 110,000円 | 任意療法/注記あり |
標準的な回数・期間・総額の目安(例)
- 初月モデル:初診+補助検査(2項目)+点滴2回+生活・栄養指導 → 約 4.5万〜7万円(内容により増減)
- 1〜2か月目:週1回の通院(点滴または指導中心) → 月あたり 3万〜6万円 目安
- 3か月目以降:月1回程度の調整通院 → 月あたり 5千〜3万円 目安
※内容・原材料費・為替等により変動します。追加費用(採血材料費・消耗品費)が発生する場合は事前にご案内します。
10.よくある質問(Q&A)
- Q1.
他院で吸入を続けています。切替えは可能?
- A.
現在の治療を尊重し、急な変更は行いません。データと症状を見ながら、主治医と連携して段階的に最適化を検討します。
- Q2.
体質は本当に変えられますか?
- A.
生活・栄養・自律神経・環境への配慮で過敏な反応が起こりにくい状態を目指します。効果には個人差があり、結果を保証するものではありません。
- Q3.
薬を減らせますか?
- A.
症状と客観指標が安定すれば、医師管理下で段階的に見直す可能性があります。無理な中止は推奨しません。元の主治医と方針を共有します。
- Q4.
小児・高齢者も受診できますか?
- A.
はい。年齢や生活背景に合わせて安全第一・現実的な方法をご提案します。
- Q5.
なぜ自由診療なのですか?
- A.
保険診療は標準治療を安全に提供する枠組みで、主に症状コントロールが中心です。当院では、必要に応じて体質面に配慮した自由診療を併用します。保険診療を否定するものではありません。
任意療法(未承認を含む)に関する個別注記(重要)
- CBDオイル:日本で医薬品としては未承認。健康食品等の位置づけで、効果・有効性は確立していません。眠気・倦怠感等の可能性、薬剤相互作用(抗てんかん薬・抗凝固薬等)に注意。自由診療。
- コロイドミネラル吸入液「ラクエア」:医薬品として未承認。安全性・有効性は確立していません。吸入に伴う咽喉刺激、咳嗽の可能性。自由診療。
- グルタチオン点滴/マイヤーズカクテルPLUS/MINELEX(還元ミネラル)点滴:いずれも国内での医薬品承認適応外の使用または未承認成分を含む可能性があります。安全性・有効性は確立していません。静脈炎・穿刺部痛・アレルギー等のリスク。自由診療。
- 幹細胞上清液点滴(歯髄由来/不死化由来):国内未承認。有効性・安全性は確立していません。発熱・アレルギー等の理論的リスク。入手経路・保管管理を院内で説明し、自由診療として提供します。
免責・注意
- 本書は一般的情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。個々の診療は医師の判断により行います。
- 掲載価格は税込。内容・原材料費・為替等により変更となる場合があります。最新情報は受診時にご確認ください。
- 標準治療(保険診療)と自由診療を組み合わせる場合、保険適用範囲と自費の線引きを事前にご説明します。
院長メッセージ
当院の喘息治療は、
「アレルゲンを避ける」「免疫を抑え続ける」だけに留まらず、なぜ過剰反応が起こりやすいのか? を患者様と一緒に考え、気管支粘膜が過敏になりにくい状態(寛解)を目指します。長年の不安やつらさに、諦めず新しい一歩を踏み出しませんか?今通院している病院にかかりながらでも構いません。
どうぞお気軽にご相談ください。



