あなたの回復力を活かす医療を

標準治療(手術・放射線治療・薬物療法など)を大切にしながら、その治療を受ける「身体の側」を整えることで、治療期間をより穏やかに過ごせるよう支える外来です。
当院では【分子栄養】【免疫システム】【自律神経】の3つの視点を軸に、体力・身体能力・QOL(生活の質)・メンタルのサポートを重視した統合ケアをご提供します。
当院のがん治療のコンセプト

当院の補完統合ケアは、がんを「直接叩く」発想だけに偏りません。
私たちが大切にしているのは、「がん組織が生きにくい体内環境」と「宿主(からだ)が元気で居られる体内環境」を同時に整えること。
結果の保証ではありません。
けれど、治療と生活の両方を支えるために、身体の土台づくりに取り組むことには大きな意味があると考えています。
私たちが目指したいのは、「元気でいられる時間」を増やす医療です

医療では「生存率」という言葉がよく使われます。
これは重要な指標です。
ただ、がんと向き合う当事者にとっては、生きていることと同じくらい、元気に過ごせていることが切実なテーマになることがあります。
- 食べられること。
- 眠れること。
- 歩けること。
- 家で過ごせること。
- 自分らしい日常が保てること。
当院では「生存」だけでなく、“元気に過ごせる期間”にも目を向けたいと考えています。
医療に結果の保証はできません。
それでも、体力や栄養が落ちてしまえば、治療のつらさも生活の負担も増える――その現実があるからです。
がんを取り巻く統計と隠れた課題

日本では、がんは非常に身近な病気です。
国立がん研究センターの最新統計では、2021年データに基づく生涯罹患リスクは、男性63.3%、女性50.8%、つまり、2人に1人以上、とされています。
2024年にがんで亡くなった人は384,111人、2009~2011年に診断された人の5年相対生存率は男女計で64.1%です。
がんは、もはや特別な誰かだけの病気ではありません。
多くの人にとって、自分自身や家族の問題として向き合う可能性のある病気です。
この数字だけでは見えてこない現実があります。
それは、食事・睡眠・体力・不安など、治療中の生活を左右する課題です。
つまり、5年生存率が64% と言っても、その生存している人が、「どんな状態で生きているのか?」は、この数字だけからは解りません。
その中には、ほとんど寝たきりの人も、自由に日常生活が送れている人も、どちらも含まれています。同じ「生存」していても、両者の人生の質には大きな差が生じています。
だから当院では、標準治療を尊重しつつ、分子栄養・免疫・自律神経の視点から、治療と生活の両立を支える補完統合ケアに取り組んでいるのです。
ありふれた病気だからこそ、どの治療の道を進むかで、日常生活の質に差が出ることがあります

がんは、いまや多くの人にとって身近な病気になっています。
同時に「がん」と一括りにしにくい多様性があります。
がんは、発生部位・組織型(悪性度)・進行度・身体条件(年齢、体力、基礎疾患など)により、治りやすさに差があります。
治療法も、標準治療だけでも手術・放射線・薬物療法の組み合わせで、多様な選択肢があります。
それに、食事法も含め様々な代替療法も提案されています。
これら多要素が複雑に相互関係する結果、治癒率や治療期間も人によってさまざまです。
また、がんは、「病巣をどう叩くか?」だけでなく、「治療をどう組み立て、からだ全体の健康度をどう長く保つか?」の視点持つことによって、治療中の体力・栄養状態・睡眠・不安・移動能力に影響がおよび、日常生活の自由度に差が生じることがあります。
当院は標準治療を尊重しつつ、治療と生活の両立を支えるために、身体の土台づくりに取り組みます。
当院の [がん治療]は、「併走」の思想に基づきます
![当院の [がん治療]は、「併走」の思想に基づきますのイメージ写真](img/cancer_06.png)
当院で行うがん治療は「がん補完統合医療」に相当します。これを英語では Complementary and Integrative Cancer Care と表現できます。
補完統合医療は、がん診療において患者の身体と生活を支えるための、国際的に認知された医療的枠組みです。
これは、標準治療の代替を目的とするものではありません。
むしろ、手術・放射線治療・薬物療法といった標準治療を基盤に据えたうえで、患者さんの**身体的負担、精神的負担、社会生活上の困難、生活の質(QOL)**に配慮し、それらを総合的に支えるための医療的アプローチとして理解されるべきものです。
米国国立がん研究所(NCI)は、integrative medicine を、標準的医療と、安全性および有効性が示された補完療法とを組み合わせる医療アプローチとして定義しています。
また、患者向け解説でも、integrative medicine は標準治療と補完療法を組み合わせた「total approach to care」であると説明されています。
さらに近年の Nature Reviews Cancer においては、がん診療と併走する統合医療、すなわち integrative oncology は、すでにevidence-informed な領域として位置づけられ、臨床ガイドラインも整備された分野であると明確に述べられています。
したがって、補完統合医療とは、
「標準治療をやめて別の治療を行うもの」ではなく、
標準治療を尊重しつつ、その治療を受ける患者さんの身体と生活を支えるために組み立てられる医療」として理解するのが適切です。
当院もまた、この考え方に立脚しています。
がんという病変そのものだけでなく、がんと向き合う主体である患者さんご自身の身体、そしてその方の生活全体に目を向けること。
それこそが、補完統合医療において最も重要な視点であると考えています。
がん補完統合医療とは何か?

補完統合医療とは、標準治療を否定するものではありません。
手術・放射線治療・薬物療法などの標準治療は、がん診療の中心となる重要な医療です。当院でも、必要に応じて標準治療を受けること、あるいは継続することを大切に考えています。
一方で、標準治療はどうしても病巣そのものを抑えることに重点が置かれやすく、患者さんの体力、栄養状態、日常生活、精神的負担といった「身体本体」への支えが、十分に行き届かない場面もあります。
補完統合医療は、その不足しやすい部分を補うための医療です。
がんと闘う主体である患者さんご自身の身体を、できるだけよい状態に保ち、体力や生活の質(QOL)を支え、標準治療にもより前向きに向き合えるよう、総合的な補助を行います。
当院では、主に以下のような方法を組み合わせて、補完統合ケアを行っています。
- 栄養治療・栄養指導
- 機能性栄養成分を用いた点滴療法
- 生活環境や生活習慣への助言
- 一般の病院ではあまり実施されていない各種検査による状態把握
こうした支援を通じて、「がんが生きにくい体内環境」と「宿主(からだ)が元気で居られる体内環境」を同時に整えることを目指します。
当院が特に重視すること

体力・免疫・身体能力・QOL・メンタル
がん治療は、病変だけでなく「治療を受ける身体」の問題でもあります。
当院では、次の点を特に重視しています。
- 体力:治療を続ける『土台』を守る
- 免疫バランス:栄養・睡眠・ストレスの影響を考慮する
- 身体能力:動ける力(筋肉量・活動量)を守る
- QOL(生活の質):痛み・睡眠・日常動作・家族との時間を守る
- メンタル・自律神経:不安や緊張が続くときほど整える
患者さんの身体が弱れば、治療のつらさは増し、日々の生活も失われやすくなります。
だから当院では、病変だけでなく、「治療に向き合う身体そのもの」を支えることを重視しています。
がん悪液質(Cancer Cachexia(カヘキシア))を[早めに]意識する
![がん悪液質(Cancer Cachexia(カヘキシア))を[早めに]意識するのイメージ写真](img/cancer_09.png)
当院が特に重視しているテーマの一つが、がん悪液質(Cachexia カヘキシア)への早期の配慮です。
悪液質は、《食べられないから痩せる》だけでは説明できない、全身性の代謝異常状態です。
国際的には、『骨格筋量の持続的な減少を特徴とし、通常の栄養サポートだけでは十分に元に戻らず、機能低下が進行しうる病態』 と定義されています。
背景には、慢性炎症、代謝の変化、筋タンパク分解の亢進など複数の要因が関わります。
進行すると、体力・筋力の低下、活動量の減少、治療継続の難しさ、生活の質の低下につながることがあります。
当院が目指すゴール
医療に結果の保証はできません。
それでも当院は、できる限り「食べる」 「歩く」 「生活する」 といった基本的な力が保たれるよう、早い段階から身体の土台づくりに取り組みます。
ここでもコンセプトは同じです。
「がんが生きにくい体内環境」と「宿主が元気で居られる体内環境」を同時に整える。
当院の悪液質対策:点ではなく 《全体設計》 (個人別)
悪液質対策は、単発の点滴やサプリメントで完結するものではありません。
当院では、評価 → 設計 → 実施 → 調整のサイクルで組み立てます。
- 栄養評価と「摂り方」の設計
- 補完的な栄養サポート
- 体力・身体能力の維持支援
- 自律神経・メンタルへの配慮
- 必要に応じた温熱などの補助的アプローチ
当院での治療の実績

当院では、患者さんの体力、栄養状態、治療状況、症状の出方を丁寧にみながら、必要な支援を組み合わせて行います。
治療内容は一律ではなく、その時点の病勢や体調、生活背景に応じて個別に設計します。
補完統合医療の柱は、次の4つです。
1)栄養治療・栄養指導
がん治療中は、食欲低下や消化吸収力の低下、筋肉量減少などが起こりやすくなります。
当院では、単に「食べる量」だけを見るのではなく、何をどのように摂るか、体内でどのように利用できるかに注目して栄養指導を行います。
2)機能性栄養成分を用いた点滴療法
経口摂取だけでは補いにくい栄養素や、状態に応じて必要と考えられる成分については、点滴療法を用いて補完することがあります。
体調や治療経過に応じて、必要な配合を検討します。
3)生活環境・生活習慣への助言
睡眠、活動量、呼吸、ストレス、冷え、生活リズムなども、体力や自律神経バランスに影響します。
当院では、医療的介入だけでなく、生活環境の整え方についても具体的に助言します。
4)各種検査による状態把握
一般的な血液検査に加え、必要に応じて栄養状態、自律神経バランス、免疫状態などを把握するための各種評価を行います。
補完統合医療では、治療を始める前に「いま身体がどのような状態にあるのか」を知ることが重要です。
当院で行う点滴療法

当院では、状態に応じて以下のような点滴療法を行っています。
- 総合ビタミン点滴
- 高濃度ビタミンC点滴
- 還元ミネラル点滴
- アミノ酸点滴
- アルブミン点滴
- グルタチオン点滴
そのほか、体質、病勢、体調、栄養状態に応じて、必要な成分を個別に検討し、配合内容を調整します。
画一的に同じ点滴を行うのではなく、患者さんごとの状態に応じた設計を重視しています。
- ※実施の可否や内容は、体調・既往歴・主治医での治療内容などを踏まえて判断します。
- ※自由診療です。内容と費用は事前にご説明します。
なぜ当院は点滴療法を重視するのか

当院では、がんを単に「身体のどこかにできた局所の問題」としてだけ見ていません。
がん細胞もまた、血液という全身の環境の中で生きている細胞群であり、そのふるまいは栄養状態、酸化ストレス、炎症、自律神経バランスなど、身体全体の条件の影響を受けると考えています。
ここで想像してみてください。細胞は全て、血液・組織液という池の中に浸っている生物のようなもの、と喩えることができます。
その池の水が有害物質で汚染されてしまうと、悪臭を放ちヘドロが溜まり、中の生物は弱ってしまいます。有害生物が発生することもあります。
反対に、流れ込む水が清らかな池は、透明度が高く美しい水をたたえ、その中には豊かで美しい生態系が育まれるでしょう。
当院では、血液を介した全身環境に着目し、身体に必要な栄養素や機能性成分を補うことを重視しています。とくに、経口摂取では十分に補いにくい場合や、早めに病気とたたかう体力を養い、や栄養状態を回復させたい場合に、点滴療法は有力な選択肢となります。
当院の点滴療法は、単に成分を入れるためだけのものではありません。
治療を受ける身体の側を立て直し、がんに傾きにくい全身環境を整えていくための補完的な方法として位置づけています。
診療の流れ
1)初回相談(現状の整理)

現在の治療内容、生活上の困りごと(食事、体重、疲労、睡眠、痛み、不安など)を丁寧に伺います。
2)評価(必要な範囲で)
状態に応じて、一般的な血液検査、栄養状態・代謝の評価、自律神経バランスの評価などを組み合わせます。
3)個別プラン作成
評価結果とご希望(何を守りたいか)を踏まえ、栄養・生活・補助療法を組み合わせたプランを提案します。
自由診療のため、内容と費用を事前に説明します。
4)実施とフォロー
体調や治療状況の変化に応じて内容を調整しながら継続的に支援します。
標準治療との関係(大切なお約束)

当院は、手術・放射線治療・薬物療法などの標準治療を否定しません。
これらは、現代のがん診療において中核を成す治療であり、病状や進行度によっては、まず標準治療を適切に受けることが最も重要であると考えています。
そのため当院では、患者さんの病状、全身状態、これまでの治療経過を総合的に勘案したうえで、手術・放射線治療・薬物療法などが適切と判断される場合には、専門医療機関における標準治療の受療または継続を推奨することがあります。
一方で、標準治療は本質的に病変そのものに対する制御を主眼として構築されているため、患者さんの体力、栄養状態、代謝環境、生活の質(QOL)、日常生活機能といった「宿主側の条件」への支援が、相対的に不足しやすい場面もあります。
当院の補完統合医療は、まさにその部分を補完することを目的としています。
ここでいう補完統合医療とは、標準治療と対立する概念ではありません。
むしろ、標準治療を含めたがん医療全体をどのように構成し、患者さんにとって最適な支援を組み立てるかという視点に立つ医療です。
したがって、当院で行う栄養的・代謝的・生活的アプローチは、標準治療の代替ではなく、その治療を受ける身体の条件を整えるための補完的介入として位置づけられます。
また、当院における補完統合医療は、分子栄養学的基盤に基づいて設計されています。
必要に応じて各種の科学的検査を行いながら、患者さんの体調、病勢、栄養状態、体力、生活条件に応じて、介入内容を柔軟に調整します。
画一的な方法を一律に適用するのではなく、その時点の身体状況に即して、優先順位を見極めながら個別に対応することを重視しています。
当外来は、標準治療を「やめるための場所」ではありません。
標準治療と併走しつつ、その治療に向き合うための身体を支え、患者さんの体力、栄養、生活の質、日常生活の自由度を、可能な限り維持することを目的とした外来です。
安全性について

当院で用いる栄養機能食品や点滴療法の成分は、主としてビタミン、アミノ酸、ミネラル、抗酸化成分など、体内にも存在し、食品にも含まれている栄養素を基盤としています。
そのため、身体に過度な負担をかけず、体力や栄養状態を支えることを目的として用いています。
また当院では、比較的安全性の高い成分を中心に用いています。
これらの成分や製剤の多くは、日本国内の医療現場でも広く用いられているものです。
当院で使用している成分・製剤は、院内で慎重に運用してきたものであり、重大な副作用の回避に十分配慮して実施しています。
一方で、どのような成分であっても、体質や体調によって合う・合わないが生じる可能性はあります。ビタミンやアミノ酸など比較的体にやさしい成分でも、まれに過敏反応や一時的な不快症状が起こる可能性はゼロではありません。
そのため当院では、既往歴や体調の確認、必要に応じた検査、配合内容や投与量の調整、投与中・投与後の状態観察を行いながら、慎重に実施しています。
万一、体に合わない反応や予期しない症状がみられた場合には、直ちに中止し、必要な医学的対応を行えるよう準備しています。
補完統合医療は、患者さんの身体を支えることを目的とした医療です。
だからこそ当院では、効果だけでなく安全性にも十分配慮し、無理のない範囲で内容を調整しながらご提案しています。
- ※本ページは、当外来の考え方と支援内容をご説明するものです。
- ※治療効果を保証するものではありません。
- ※実施内容は、体調、既往歴、病状、併用治療の状況などを踏まえて個別に判断します。
よくあるご質問(FAQ)

- Q1.
小豆沢整形外科のがん補完医療には、エビデンスはあるのですか?
- A1.
「エビデンス」とは、一般に多数の患者さんを対象とした臨床研究によって、治療法の有効性や安全性を統計的に検討した結果を指します。標準治療の多くは、そのような大規模試験を経て確立されています。一方、当院の補完統合医療は、患者さん一人ひとりの体力、栄養状態、症状、治療経過に応じて、内容をきめ細かく調整しながら行う個別設計型の医療です。そのため、画一的な条件で比較し統計として示す形にはなじみにくい面があります。当院では標準治療の知見を尊重しつつ、栄養状態、体力、生活の質(QOL)、悪液質対策など、身体全体を支える視点から補完医療を行っています。
- Q2.
補完統合医療とは、代替医療のことですか?
- A2.
いいえ。当院の補完統合医療は、標準治療の代わりになるものではありません。標準治療を土台にしながら、体力・栄養・生活の質を支えるための補完的な医療です。
- Q3.
標準治療をやめる必要はありますか?
- A3.
ありません。当院は標準治療と併走する補完ケアを行います。必要に応じて、手術・放射線治療・薬物療法を受けることを推奨する場合もあります。
- Q4.
手術のできない進行がんでも、よくなる可能性はありますか?
- A4.
進行したがんや、手術が難しい病状の方でも受診されることがあります。ただし、どの程度の変化が見込めるかは、病状、体力、栄養状態、これまでの治療内容などによって大きく異なります。そのため具体的な数値や症例を示すことはしていません。大切なのは、現時点で何ができるかを個別に見極めることです。現在の状態を整理し、補完的にどのような支援が可能かを一緒に考えていきます。
- Q5.
悪液質は予防できますか?
- A5.
すべての方で防げるとは限りません。ただし、早めに意識し、栄養・体力・炎症・生活リズムに配慮することは重要です。
- Q6.
点滴療法は誰でも受けられますか?
- A6.
体調や既往歴、現在の治療内容によって適否が異なります。安全性を確認しながら、必要に応じて内容を調整します。
- Q7.
検査だけ受けることもできますか?
- A7.
内容によっては可能です。ただし、検査結果は単独で意味を持つものではなく、治療方針や生活設計とあわせて読むことが重要です。
- Q8.
主治医の先生に知られずに受診できますか?
- A8.
受診自体は可能ですが、標準治療との整合性が大切です。必要に応じて、共有の範囲や方法を患者さんと相談します。
- Q9.
遠方で通院できないのですが、どうすればよいですか?
- A9.
がんの補完統合医療は、実際の体力、栄養状態、症状の出方、生活背景などを直接みながら進める必要があるため、遠隔やオンラインだけで十分に対応することは困難です。がんは、お話だけで治療方針を簡単に決められるような軽い病気ではありません。当院としても、実際に拝見しないまま安易な助言をすることは適切ではないと考えています。通院が難しい場合には、まずお近くの信頼できる医療機関にご相談ください。
- Q10.
自由診療の費用はどのくらいですか?
- A10.
治療内容や検査内容により異なります。初回相談時に、想定される内容と費用について事前にご説明します。
まずはご相談ください

「治療は続けたい。でも体力や食事が心配」
「このまま生活が保てるか不安」
——その気持ちのまま来てください。
補完統合医療は、標準治療を否定するためのものではありません。
標準治療と向き合いながら、その治療を受ける身体を支え、生活の質を守るための医療です。
当院は、患者さんの歩幅に合わせて、できることを一緒に探します。
ご相談・診療ご予約はコチラまで ⇒ 03-5916-4970 小豆沢整形外科総合受付
院長から患者さんへのメッセージ

がんと向き合うことになったとき、多くの方はまず、
「治るのか」
「これからどうなるのか」
「どんな治療を受けるのか」
を考えます。
それは当然のことです。
私たち医療者も、まず病気の状態を見て、必要な治療を考えます。
けれど、実際に患者さんやご家族のお話をうかがっていると、
その奥には、もっと静かで、もっと切実な願いがあることを感じます。
「難しい病気であることはことは分かった。
でも、もう一回だけ、少し元気になって妻と旅行に行きたい」
「どうしても、ひとつやり残した仕事を完成させたい。
そのために、もう少し体力を持たせたい」
「半年後の孫の結婚式には出たい。
でも、その頃に入院していたら行けないかもしれない」
そういう言葉を、私は何度も聞いてきました。
がんの患者さんにとってつらいのは、
病気そのものの苦しさだけではありません。
だんだん食べられなくなること。
疲れて外に出られなくなること。
前は普通にできていたことが、少しずつ難しくなること。
会いたい人に会いに行けなくなること。
自分の予定を、自分で決められなくなっていくこと。
そうして、生活の自由が少しずつ小さくなっていくことが、
とてもつらいのだと思います。
「治療を頑張る」ことと、
「その人らしく生きる」ことが、
どこかで離れてしまうように感じる瞬間があります。
私は、そこを何とか支えたいと思っています。
もちろん、手術、放射線治療、薬物療法といった標準治療は、とても大切です。
必要なときには、それを受けること、続けることが重要です。
当院も、標準治療を否定する立場ではありません。
ただ、がんと闘う主体は、
病変そのものではなく、患者さんご自身の身体です。
どれほど優れた治療でも、
その身体が大きく弱ってしまえば、
治療を受けることも、日常を保つことも、難しくなってしまいます。
だから当院では、
がんそのものだけではなく、
がんを抱えながら生きていく身体全体を支えることを大切にしています。
少しでも食べられること。
少しでも眠れること。
少しでも歩けること。
家で過ごせること。
会いたい人に会えること。
大切な予定を、あきらめずにすむこと。
そうした一つひとつは、医学の言葉で言えば「生活の質」なのかもしれません。
けれど本当は、もっと大きな意味を持つものだと思います。
それは、その人の人生そのものです。
私たちが補完統合医療に力を入れている理由は、
がんを抱えていても、
生活の自由度、元気、意欲を、できるだけ高く保てるようにお手伝いしたいからです。
そのために当院では、
栄養、点滴療法、自律神経、生活環境、悪液質への備えなど、
標準治療だけでは十分に支えきれない部分にも目を向けています。
それは、特別変わった医療をしたいからではありません。
患者さんが、少しでもその人らしく過ごせる時間を守りたいからです。
医療に結果の保証はできません。
けれど、支えられることはあります。
整えられることはあります。
つらさを少し軽くするために、できることはあります。
そしてそれは、患者さんご本人だけのためではありません。
そばで支えるご家族にとっても、
「少しでも食べてくれた」
「今日は少し顔色がいい」
「一緒に外に出られた」
そういう小さな出来事が、どれほど大きな意味を持つか、私はよく知っています。
ご家族は、少しでも長く、少しでも穏やく、
その方らしい時間を一緒に過ごしたいと願っておられるはずです。
だから私たちは、患者さんの身体を支えることを通して、その方の時間を支えたい。
そして、ご家族との時間も支えたいと考えています。
もしあなたが今、
「治療は続けたい。けれど、このまま体がもつのか不安」
「病気だけでなく、生活そのものを支えてほしい」
そう感じておられるなら、どうか一度ご相談ください。
当院では、標準治療を続けつつも、体力・栄養・生活の質を支える補完統合医療に取り組んでいます。少しでも元気に、その方らしい時間を過ごせるよう、お手伝いしたいと考えています。
そして私たちは、そのための具体的なご提案ができます。
私たちは、患者さんの歩幅に合わせて、その方にとって今できることを、
ひとつずつ、一緒に考えていきます。
小豆沢整形外科 院長 平 竜三
